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2018.08.20

【学生の日々】造形展2018 出品学生インタビュー/造形芸術コース 日南田 晴加

造形展2018
造形芸術演習2の授業を履修している学生が協力、企画して行うグループ展「造形展2018」今回は油彩画を出品した、部門長の日南田晴加さん(造形芸術コース3年)に出品作品について伺います。

—Q1.テーマについて制作するに至った経緯や作品へ込めている思いを教えてください
A. 脱力をした時、ふと背中から力が抜けていくような感覚に見舞われました。その時、背中にはエネルギーの塊、もしくは出入口のようなものがあるのではないかという考えが浮かびました。今回そのエネルギーを、人の背中というものだけで表したいと思い作品にしました。

—Q2.技法について今回の制作で使用した技法について教えて下さい。また、なぜその技法を使ったのか、ご自身が感じる魅力についてもお聞かせください。
A. 私の中で扱っていて楽しいと感じた画材が油絵具でした。混色の色の綺麗さ、油の膜を上からかけると透明感が増して、自分が思っていた以上の色味を出してくれました。その色たちを、今回は楽しみたいと思います。

—鮮やかな色調と艶やかな透明感が素敵ですね。今回、胡粉も使用したそうですが、胡粉はどちらかというと日本画に使われる画材ですよね。今回なぜ油画で使用したのか、また使ってみた感想を教えて下さい。
A. そうですよね。胡粉は日本画で使われるイメージが強いですよね。私も使ってみることに抵抗がありました。でも絵を描くに当たって、絵の具がのれば問題ないですし、学生のうちに使ってみようと思いました。実際使ってみると材質の違いを楽しめて良かったです。軽くねり込む程度だったのでザラザラした感触があり今後描いていく上でいろんな素材を使うことで絵作りが1層楽しめそうだなと思いました。

—Q造形展を通して学んだこと、苦労したことは何かありますか?
A. 分からないことだらけで半ば正解が分からず、これでいいのかと混乱しつつすすめたので不安で仕方なかったです。重役を任されることがあまりなかったもので、ほかの部門長に任せっきりで進捗状況の把握も大まかにしか分かっていない状況でした。そこから、ちゃんとコミュニケーションをとって他の部門から情報を引き出したり助け合うことが大切に思えました。全体の展示なのでグループ活動を行う時はちゃんと報告や連絡は本当に大切ですね。基本に過ぎないのですが改めて大切だと気付かされました。
—ありがとうございました。

[インタビュー]
和田 穂波(造形芸術コース 3年)
水戸部 千咲(造形芸術コース 3年)

[撮影]
水戸部 千咲(造形芸術コース 3年)

「造形展2018」Twitterもぜひご覧ください。
造形展は「造形芸術演習2」の授業を履修している学生17名による作品展覧会です。日本画、油画、彫刻、メディア、漆芸等の作品を展示します。学生それぞれの作品制作状況や各担当(展示、印刷、広報)の活動、会議の様子などをTwitterで随時お知らせします。是非のぞいてみてください。
「造形展2018」 Twitter 〈@zoukeiten2018〉

*今年度の展覧会「造形展2018」は終了いたしました。

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