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2019.01.21

【学生の日々】「GEIBUN 10」卒業研究・制作紹介! デザイン情報コース 佐藤天太

「GEIBUN 10」卒業研究・制作紹介!
芸術文化学部  デザイン情報コース  佐藤天太
卒展「GEIBUN 10」に向けて、研究・制作を進めている学生に、学生の視点でインタビューいたしました。それぞれの学生の取り組みをご覧ください。

《 GEIBUN10 インタビュー NO.8 》
今回のインタビューはデザイン情報コース沖ゼミの佐藤天太さんです。

Q. 卒業研究のテーマを教えてください。
A.「架空書架 〜新しい”体験型謎解きゲーム”の提案〜」です。

Q. 体験型謎解きゲームというのは?
A. 現実空間で情報やアイテムを収集し、その情報を元に謎解きを進めながらストーリーを展開していく体験型のアドベンチャーゲームです。ゲームフィールドが部屋の中や建物内に限られるものから、街中全体を使用するものなど幅広いタイプがあります。最近ではSCRAPという会社のリアル脱出ゲームが話題になっています。

Q. 具体的にはどのようなことをしているのですか。
A. 謎やストーリーの制作に始まり、新しい体験型謎解きゲームの制作を行っています。卒業研究を行うにあたり、従来の体験型謎解きゲームに新しい要素を加えたいと思い、”Search&Action”というシステムを考案しました。”Search&Action”はLINEサービスを使い参加者が自動返信とのやり取りでゲームを進めていく仕組みです。従来の体験型謎解きゲームはどちらかと言えば、ストーリーに沿って与えられた謎を順に解いていくという受動的な面があります。今回は、そこにスマホアプリの脱出ゲーム特有の要素である”Search”を追加しました。調べる対象や謎すらも参加者自らが探索によって見つけ出すという自由度が特徴です。アプリゲームと現実をリンクさせた、いわば2.5次元のゲームです。

Q. 体験型謎解きゲームに興味を持ったきっかけは?
A. 小学生の頃からパズルが好きだったのでよく懸賞パズルに応募したり、中高生の頃には推理系のパズルやスマホアプリの脱出ゲームで遊んだりしていました。大学一年生の時に初めてリアル脱出ゲームの公演に参加したのですが、すごく面白くて自分でも作ってみたいと思うようになりました。

Q. 体験型謎解きゲームを実際に作るのは今回が初めてですか。
A. いえ、大学2〜4年生の創己祭(毎年10月に富山大学高岡キャンパスで行われる大学祭)で、体験型謎解きゲームの企画を行っています。今年の創己祭で行った”空白の教室”では既に”Search&Action”のシステムを実験的に取り入れていて、卒業研究に向けた手応えも感じています。

Q. 苦労していることは?
A. 2つあって1つはストーリーと謎を同時進行で作っていくことです。いかに面白いものが作れるかは最初のギミックにかかっているのですが、面白いアイディアって考えても出てこないんですよね。閃くのを待つしかなくて、その閃きを元に謎やストーリーを考えて繋げていっています。シナリオと謎がちゃんと結びついた意味のあるものになるように意識しています。もう1つは参加者に対し、制作側からからどこまで謎解きの誘導、手引きをするかの線引きです。楽しく遊んで欲しいのですが、全部教えてしまっても面白くないので、過去の企画も参考にしつつ模索中です。

Q. 卒業制作展ではどのような展示になりそうですか?
A. 一見作品のようにも見える本棚1つの展示を考えています。本棚1つではありますがその本棚に全てを詰め込む予定で、ゲームをその場で体験できる過去にもなかなか例のない展示になると思います。

Q. 最後に一言お願いします、
A. 皆さんに謎が全て繋がった時のすっきり感や鳥肌が立つような刺激を是非味わってもらいたいと思っています。とにかく、展示を観に来て実際に遊んで見て下さい。

ありがとうございました。一体どのような展示に仕上がるのでしょうか。実際に体験できるのが楽しみですね!

[取材・写真・文・編集]
卒展キュレーター委員会(2018年12月27日)

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