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2019.02.05

【学生の日々】「GEIBUN 10」卒業研究・制作紹介! 造形芸術コース 水口 真佑

「GEIBUN 10」卒業研究・制作紹介!
芸術文化学部 造形芸術コース 水口真佑
卒展「GEIBUN 10」に向けて、研究・制作を進めている学生に、学生の視点でインタビューいたしました。それぞれの学生の取り組みをご覧ください。

《GEIBUN10 インタビュー NO.11》
今回のインタビューは、造形芸術コース松村ゼミの水口真佑さんです。とても不思議な雰囲気の作品です!

Q.研究内容を教えてください。
A.下半身がクラゲの女の子を描いています。

Q.なぜそのテーマで描こうと思ったのですか?
A.クラゲは同じような姿で群れており、その様子はとても幻想的です。そして現代の女の子は、オシャレをしたり化粧したり、雑誌を見て流行りの髪型にして、みんな同じような見た目になっています。そこがクラゲの群れている姿に似ていると思いました。女の子は群れるのが好き、という皮肉をちょっぴり込めています。

Q.一人だけ立っているこの女の子はどういう存在なのですか?
A.この女の子は群れに入れていなくて、群れを見て羨ましがっています。女の子の足元に描かれているのは、この子もクラゲになっている姿です。女の子は誰でも変われるよ、可愛くなれるよという意味を込めています。題名は「羨望の塊」で、羨ましい塊、羨ましがっている女の子という意味です。

Q.なぜクラゲなのですか?
A.もともとクラゲがすごく好きで、ずっと描きたいなと思っていました。三年生の授業の時に初めてクラゲと女の子を融合させた作品を描きました。その時は白い背景にクラゲと女の子を描いたんです。今回はその延長線ですね。

Q.クラゲの好きなところを教えてください。
A.たくさんありますが、ひとつは意思がなくて本能のままに餌を食べるところです。お腹が空いたから食べるんじゃなくて、触手に餌が絡まったら勝手に食べるんだそうです。そしてくらげは自分の力じゃほぼ動かなくて、基本的には海の波の流れに流されるままに移動していきます。最期に死ぬ時は、どんどん小さくなって最終的には消えて無くなるんです。そういうところがすごくいいなと思って、そういう人生がいいなって。生まれ変わったらクラゲになりたいってずっと思っているぐらいです(笑)

結局、人間って色々わちゃわちゃしてめんどくさいけど、クラゲは本当に流れに流されるまま生きているところが好きなんだと思います。

Q.実際にクラゲを見たり取材はされたのですか?
A.山形県にクラゲをメインにした水族館があって、制作する前にそこに行ってきました!とても良かったです!クラゲに餌をあげるところを見たり、クラゲを食べたりしました。クラゲのお刺身とラーメンを食べて、コリコリしていて味はなかったです(笑)

いろんなクラゲに囲まれて楽しかったです。社会人になったらクラゲを飼いたいな。

Q.この作品で見てもらいたいところはどこですか?
A.クラゲ一匹一匹の女の子の形がちょっとずつ違うので見て欲しいです。
また、遠くから見た時の全体感やなんとなくキラキラしていて、不思議な感じ。このモヤモヤとした中に、不思議な気球が浮かんでいる、なんだろうこれ…と興味を持ってらえたら嬉しいです。

インタビューありがとうございました!クラゲ愛いっぱいの素敵なお話でした!クラゲと女の子たちがとても可愛らしく不思議な魅力溢れる作品です!ぜひ会場でご覧ください!

[取材・写真・文・編集]
卒展キュレーター委員会 (2019年1月22日)

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