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2019.06.22

【学生の日々】造形展2019 出品学生インタビュー/造形芸術コース  池田 好花(いけだ このか)

瀬戸内海に面する港のスケッチと油彩画の画材

造形展2019
造形芸術コースの学生20名が企画・運営する「造形展 2019」。
今回は油彩画を出品している池田 好花さん(造形芸術コース3年)に出品作品について尋ねます。
インタビュアー 田中 遥花(たなか はるか 造形芸術コース3年)

田中:「造形展2019」のテーマは「エネルギー」ですが、池田さんは今回のテーマについてどのように考えましたか?

池田:「エネルギー」は、今の私たちにとってふさわしいテーマだと思っています。私たちの中にある若さや勢い、自由さなど、溢れるエネルギーをそれぞれの形で表現しているので「造形展2019」を見て頂く方々に、私たちのもつそれぞれのエネルギーを感じていただきたいと考えています。

田中:池田さんは今回の作品で点描の手法をとっていますが、点描を選んだ理由、そしてその魅力について教えてください。

池田:点描を使用した理由は2つあって、1つ目は多くの色を使用した時に出てしまう色の濁りを無くすためでした。
画面上で絵の具を混ぜずに、自分でつくった絵の具の色をそのまま使いたいと考えたことが始まりです。
そして2つ目に、現実の景色を借りた抽象表現に適しているのではないかと考えたことです。
現実の世界、景色を借りながら自分の世界に変換し、様々な色で表現するために点描を用いることが、私にとってとても魅力的でした。

田中:今回、瀬戸内海の港を題材に選んだきっかけやこの題材に対する思いはありますか?

池田:私が今回、この景色を選んだのは私の地元である岡山の景色を描きたいと思ったからです。
北陸の皆さんがよく目にされている日本海の荒々しい雰囲気ではなく、瀬戸内海のゆったりとした海を新鮮に感じて頂けると思います。

穏やかな風が吹く瀬戸内海

田中:今回「造形展2019」にいらっしゃる多くの人が北陸の方だと思うので、その新鮮さを感じていただけるといいですね。今回の制作で1番苦労した点はなんですか?

池田:一番苦労したのは制作のスピードです。
点描するのに時間が掛かってしまい、なかなか先に進めません。
点を打つスピードに気をつけながら、全体のバランスや色合いを考える事はとても大変でした。

田中:ひとつひとつの点がとても丁寧に描かれていることが、近くで見るとわかりますね。
最後に、「造形展2019」への意気込みを教えてください。

池田:私たちの日頃の成果や頑張りを見ていただき、見に来ていただいた方にエネルギーを伝えられるような展覧会になれば良いと考えています。

田中:ありがとうございます。

「造形展2019」Twitter、Instagramもぜひご覧ください。
造形展は造形芸術コース学生20名による展覧会です。油彩画、日本画、彫刻、メディアアートなどの作品を20点展覧いたします。

学生それぞれの作品制作状況や各担当(展示・印刷、デザイン・広報)の活動、会議の様子などをお知らせします。
是非ご覧ください。
Twitter/ @zoukeiten2019
Instagram/ 2019zoukeiten

造形展2019
[会期]
2019年7月21日(日)〜 7月28日(日)9:30 〜 17:00
※入場無料 7月22日(月)休館 最終日は16:00まで

7月27日(土) 
トークイベント 13:00 〜 14:00
公開講評会 14:30 〜 16:30
ゲスト 中村 滝雄 氏(造形作家、富山大学名誉教授)

[場所]
高岡市美術館 市民ギャラリー
〒933-0056 富山県高岡市中川1丁目1番30号
TEL:0766-20-1177
URL:http://www.e-tam.info/
駐車場/地下駐車場2時間まで無料
      高岡文化の森 駐車場無料

[プレビュー展]
日時:2019年6月27日(木)〜 7月3日(水)
場所:富山大学高岡キャンパスホワイエ・展示室

7月1日(月)
公開講評会 13:00〜16:00
ゲスト 尺戸 智佳子氏(黒部市美術館 学芸員)

[関連リンク]
【展覧会】富山大学芸術文化学部 造形芸術コース学生 20名による展覧会「造形展 2019」

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