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2019.07.22

【学生の日々】造形展2019 出品学生インタビュー/造形芸術コース 水島 加央瑠(みずしま かおる)

作品に電飾を取り付ける水島さん

造形展2019
造形芸術コースの学生20名が企画・運営する「造形展2019」。今回はアクリル画を出品している水島加央瑠さん(造形芸術コース3年)に出品作品について尋ねます。

インタビュアー 田中 遥花(たなか はるか 造形芸術コース3年)

田中:「造形展2019」のテーマは「エネルギー」ですが、水島さんは今回のテーマについてどのように考えましたか?

水島:「エネルギー」というテーマをうけて、自分の中のエネルギーを爆発させる思いで制作しました。
アナログの絵画の中で1990年代のデジタルな雰囲気を出そうと目指してるのですが・・・、難しいです。成功するか失敗するかわかりませんが、それでもやっちゃう感じも、エネルギーがある若いうちならではかなと思い取り組んでいます。

制作中の水島さん

田中:1990年代のデジタルな雰囲気を絵画の中で表現するのは難しいと思いますが、なぜそれに挑戦しようと思ったのですか?

水島:大学に入って初めての外部展示なので、なにか新しい挑戦をしようと思いました。せっかく挑戦するなら自分の好きなものを全力で表現しようと思いました。1990年代はデジタル技術が普及し始めたばかりの頃で、色々なものがデジタル技術を最先端として取り入れていました。この時代の前後はあらゆる娯楽がにぎわっていた頃で、この時代の熱量みたいなものに魅力を感じます。でも、当時の技術も現代の目で見ると稚拙に見えてしまう、そういうところもとても好きです。

田中:ありがとうございます。画材は何を使用されていますか?またその魅力や選んだ理由を教えてください。

水島:アクリルガッシュを使っています。安価で、描いているときは水性なんですけど、乾くと耐水性になるので使い勝手がいいです。厚く塗ると油画のような質感になり、薄く塗ると水彩のような質感になるという便利で自由な絵の具なので重宝しています。

アクリルガッシュ等の画材

田中:今回の制作で1番苦労したことはなんですか?

水島:実を言うと額縁です。額縁に電飾を仕込むという思いつきを締め切り間近の時に思いついてしまったので、上手くいくか分からないまま、とにかくやってみるということに賭けてみました。上手くいくと嬉しいですが。どんな結果であれ今後の制作にも大きく繋がると思っています。

田中:それはとても楽しみですね!最後に、「造形展2019」への意気込みを教えてください!

水島:大学で絵画の制作を進めるときはいつも、なにか新しいことをしてやろうと思いながら制作しているのですが、今回は電飾をつけてみました。1990年代の混沌とした雰囲気が出せているかなと思っています。今までも異素材を取り入れたことはありましたが、電飾をつかうのはのは初めてです。
周りの人とまったく違うことをすると失敗したときのリスクも大きいですが、成功したときの喜びはもっと大きいと思っています。
ラストスパート頑張るので楽しみにしていてください!

「造形展2019」Twitter、Instagramもぜひご覧ください。
造形展は造形芸術コース学生20名による展覧会です。油彩画、日本画、彫刻、メディアアートなどの作品を20点展覧いたします。

学生それぞれの作品制作状況や各担当(展示・印刷、デザイン・広報)の活動、会議の様子などをお知らせします。
是非ご覧ください。
Twitter/@zoukeiten2019
Instagram/2019zoukeiten

造形展2019
[会期]
2019年7月21日(日)〜7月28日(日)9:30 〜17:00
※入場無料 7月22日(月)休館 最終日は16:00まで

7月27日(土) 
トークイベント 13:00〜14:00
公開講評会 14:30〜16:30
ゲスト 中村 滝雄 氏(造形作家、富山大学名誉教授)

[場所]
高岡市美術館 市民ギャラリー
〒933-0056 富山県高岡市中川1丁目1番30号
TEL:0766-20-1177
URL:http://www.e-tam.info/
駐車場/地下駐車場2時間まで無料
    高岡文化の森 駐車場無料

[主催]
富山大学芸術文化学部

[共催]
高岡市教育委員会

[関連リンク]
【展覧会】富山大学芸術文化学部 造形芸術コース学生 20名による展覧会「造形展 2019」

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