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2020.11.04

【研究科生の研究紹介】高度情報化社会における通信制美術教育について/井出 温美(大学院 芸術文化学研究科)

[氏名]
井出 温美(大学院 芸術文化学研究科)

[研究テーマ]
高度情報化社会における通信制美術教育について

[研究概要]
私は25歳から通信制の美術大学で学び始め、2020年4月から、初めて”通学制”の大学生活を送っている。
自身の通信制美術大学出身であることを生かし、「高度情報化社会における通信制美術教育について」といったテーマで研究を行い、通信制美術教育の歴史と発展を明らかにすると共に、遠隔の実技指導の可能性について探りたいと考えている。
一般に、器具や場所の確保が必要となる科学や物理などの理系科目や、美術や音楽等の芸術系の指導は、対面で行うのが主流であるが、パンデミック以前においても、通信教育で実技の指導が行われてきた。通信制の美術教育について調査をすることで、子育てや介護等で学校や教室になかなか通えない人や、地方在住で悔しい思いをしている方達のお役に立ちたいと思っている。
また、「通信教育」というと、趣味的なものに扱われ、私自身悔しい思いを沢山してきた。通信制美術大学には、魅力的な先生や学生の宝庫である。そういった人々の魅力を伝えることもしていきたい。                   

2020年前期は、「デッサンにおける通信教育の潮流」という題材で調査を進めてきた。
日本アートマネジメント学会第22回全国大会 分科会で発表予定である。
2018年12月から2019年1月まで、北陸地方に関わる通信制美術大学の学生や卒業生を集めた展覧会を行った。

[日々の研究について]
現在3歳の娘の子育てをしながら研究しているので、平日夜や休日はなかなか研究が進まず、自称・ミロのヴィーナスであるにも関わらず、我ながら般若のような顔をしていることがある。
このような日常における体験から、子育てや、社会人生活をしながら大学院生活を送っている方々に対しても興味がある。
社会人大学院生の皆さん。お互いにがんばりましょう。

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