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2020.11.04

【研究科生の研究紹介】情報の乖離に着目したメディアアート的展開/芦田 麻都佳(大学院 芸術文化学研究科)

[氏名]
芦田 麻都佳(大学院 芸術文化学研究科)

[研究テーマ]
情報の乖離に着目したメディアアート的展開

[研究概要]
私は、情報の乖離(情報の送受信間において元の情報が変化、または破損する現象)に着目したメディアアート作品の展開を研究・制作しています。情報の乖離は、伝言ゲームやSNSの拡散過程など様々な場面で発生しますが、これらはメディアコミュニケーションが始まった原始の時代から不変の現象であり、表象する上で面白い対象として捉えました。
実際の研究・制作では、プログラミング制御をはじめ、基盤回路からの機器制作、さらにメディアを哲学や心理学、言語学など他分野の視点から考察するなど、メディアの原理を把握するため幅広い取り組みを行っています。多方面からのアプローチの上で、アナログとデジタルを混合させたハイブリットな作品を目指しています。

情報錯綜マスク 2020
先行作品を対義的に捉える試作
映像信号を操作し映像を歪ませる実験
Arduinoを用いたプログラミング制御

[日々の研究について]
大学院では自己責任の元、作品制作や研究に多くの時間を割くことができる反面、孤独の中で様々な壁にぶち当たります。
その分、壁が崩れた瞬間はこの上ない爽快感を味わうことができます。

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