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2022.01.11

【学生の日々】「GEIBUN13」卒業・修了研究制作紹介 No.6

卒展「GEIBUN13」に向けて、研究・制作を進めている学生にインタビューを行いました。それぞれの学生の取り組みをご覧ください。

《GEIBUN13 卒業・修了研究制作紹介No.6》
建築デザインコース 岩月 幹汰

Q1、卒業研究・制作のテーマを教えてください
建築のなかの建築-Design Build Boxを用いたリノベーション-です。このDesign Build Boxは移動、組み立て、分解が比較的簡単に行える箱型の建築です。空き家のセルフリノベーションをする際の仮住まいとして利用することができます。また組み立て、解体が容易なため、空き家に限らず短期間のイベントでの設置や、オンライン会議の目隠しとしても利用できます。このDesign Build Boxを制作することで、図面上ではわからない制作の難しさを学ぶとともに、Boxを利用したリノベーションの方法を提案します。

Q2、このテーマを選んだきっかけを教えてください
このテーマを選んだきっかけは、大きく2つあります。1つ目は、自分で手を動かすことで何か作品を作りたいと思ったからです。私は小さい頃から手を動かして何かをすることが好きでした。この学部を選んだのもシェルターの授業や椅子づくりなど、自分の手を動かして作ることを学べると思い、入学しました。予想通りこの4年間学内でも学外でも、手を動かして学ぶことができました。2つ目は、誰もが簡単に空き家を利用したり、住んだりしてもらいたいと思ったからです。近年、空き家をセルフリノベーションしながら、住むという若い人が増えています。そのような活動をSNSで見て、改修する空き家に住み込みで作業することで時間も費用も抑えてセルフリノベーションを行えると考えました。

Q3、研究・制作の過程で大変だったことはありますか?
制作の過程で大変だったことは、制作場所の確保やBoxの移動です。大型の作品であるため、広い制作場所が必要でした。最終的には萩野先生の協力のもと、空き家を借りてそこで制作をすることができました。また、作品を空き家に置いてみるための移動も大変でした。晴れた日であれば軽トラックを使用して運ぶことができたのですが、年末は雨や雪が続き、軽トラックではなく大型の車をレンタルして運ぶことになりました。

Q4、Design Build Boxが完成した時、どんな気持ちでしたか?
設計から制作まで自分の手でやってみて、実際に組み立てや寝泊りをした時は、自分でもこのようなことができるのかという驚きと嬉しさがありました。完成した安心感がある一方で、満足できない部分もあります。これで終わりではなく、ここで経験したことをこれからの設計に活かしていきたいです。

「展示会場」にて制作・研究内容の展示も行っています。皆様のご来場お待ちしています。また、Twitter、Facebook、Instagram による情報発信も随時行っていきます。

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《執筆者からの一言》
自分の手で作ることで、図面だけではわからない細部の木材の組み合わせまで学べて、自分の身になる卒業制作だと思いました。木材の加工を行ったり、電気工事に関する資格を取得してDesign Build Boxの配線も自分で行ってたり、本当に最初から最後まで自分の手で制作したといえる作品になっていると思います。卒業制作展当日、実物を見るのが楽しみです。

[取材・写真・文・編集]
卒展キュレーター委員会(2022年1月12日)
執筆者:建築デザインコース 林 紀歩

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