2017.07.10
【ニュース】佐藤 弘隆(大学院芸術文化学研究科2年)の作品が「MONSTER Exhibition」に出展されます
佐藤 弘隆(大学院芸術文化学研究科2年)の作品が「MONSTER Exhibition」に出展されます
一般社団法人イヴォルブ アート&デザイン ジャパン主催の公募展「MONSTER Exhibition 2017」に、佐藤 弘隆(大学院芸術文化学研究科2年)の作品「時空概念・裏切り(さらなる期待)」が出展されます。
この作品展は、2011年からはじまり、今回で5年目を迎える公募作品展で、出展作品は、渋谷ヒカリエ8/COURTの他、ニューヨークのトライベッカ地区にある hpgrp GALLERY NEW YORKでも展示されます。展示審査では、全国の150人のアーティストやデザイナーの中から40名が選出され、佐藤 弘隆(大学院芸術文化学研究科2年)の作品も見事選出されました。
[出展作品概要]
佐藤 弘隆「時空概念・裏切り(さらなる期待)」(キャンバス、油彩、金粉)
切れ目の入ったモノクローム絵画で知られる20世紀イタリアの芸術家、ルーチョ・フォンタナの《空間概念・期待》シリーズをサンプリングし、日本の伝統的な修繕技法「金継ぎ」で切り傷を修復しました。本来否定的ニュアンスをもつ傷跡ですが、金継ぎにおいては「景色」として肯定化され、楽しまれます。それは「不足」の中に美を見出す日本固有の美意識に根ざしています。
私はフォンタナの”切り裂き”を怪獣の爪痕に見立て、「破壊」や「攻撃性」を象徴するイメージとして借用しました。戦争や自然災害—。世界は破壊や傷跡に満ちています。度重なる震災、隣国から飛んでくるミサイル、世界中で起こるテロリズム。傷跡は絶えず増殖しています。金の修復痕は、そうした「破壊」を克服する肯定的な精神性を反映しています。
MONSTER Exhibition 2017
[出品者]
佐藤 弘隆 (大学院芸術文化学研究科2年) 他
[日時]
2017年7月14日(金)~7月18日(火)11:00~20:00
※最終日17:00まで
※NY巡回展 2017年9月30日(土)~10月6日(金)
[場所]
渋谷ヒカリエ8/COURT
〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1
TEL/03-6418-4718
hpgrp GALLERY NEWYORK
434 Greenwich Street, New York, NY 10013
(at the corner of Vestry Street)
t. +1-646-838-8979