2024.01.23
【学生の日々】「GEIBUN 15」卒業・修了研究制作紹介 No.3
卒業・修了研究制作展「GEIBUN15」に向けて、研究・制作を進めている学生にインタビューを行いました。それぞれの学生の取り組みをご覧ください。
《GEIBUN15 卒業・修了研究制作紹介No.3》
人文社会芸術総合研究科 北島 陽貴
Q1、修了制作として今どのようなことに取り組んでいるのですか?
「戸建て住宅における駐車空間の使いこなし」について研究し論文を書いています。戸建て住宅に付属する駐車空間の中で駐車以外の用途が生じていること(使いこなし)に興味を持ち、使いこなしの実態と駐車空間や居住者の特性との関係について分析しています。
Q2、どういった経緯でこの研究を始めましたか?
学部の卒業研究では、戸建て住宅におけるまちとの繋がりについて、建築家の発表作品やその解説文を元に研究していました。その中で、土間や縁側といったまちと家を繋ぐ役割を持つ「中間領域」に興味を持つようになり、大学院では中間領域としての駐車空間に注目し、現在の研究を始めました。
Q3、研究内容について具体的に教えてください
高岡市の吉久という地域に着目し、吉久の駐車空間の現状の分析を行なっています。駐車空間の多い現代日本の街並みはネガティブに捉えられることが多いです。しかし高岡市の吉久では、住民の方が駐車空間を工夫して園芸をしていたり、朝市の出店の場として活用したりと駐車空間のポジティブな側面が見られました。このような人々の豊かな活動が起こるメカニズムを明らかにすることで、使いこなしが起こりやすくなる建築設計に活用することができると考えています。
皆様のご来場お待ちしています。
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