2017.03.29
【卒業生の活躍】新谷 仁美さん(デザイン工芸コース1期生)
個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。
[卒業生]
新谷 仁美さん
[専門領域]
デザイン工芸コース1期生(平成21年度卒業)
[勤務先]
関西の工房
[職種]
漆工芸品の修理、作家活動
「今に繋がっている学生時代の経験」
私は、他の大学でも漆を学ぶことは出来るのですが、どこよりも漆工芸をしっかり学べる芸文(富山大学芸術文化学部の略)に決めました。実は、この先生に漆を教わりたい!と選んだ部分もあって、その先生に出会ってなかったら今も漆の仕事を続けてなかったと思います。先生を追いかけて広島県からこの芸文に来たんですよ。
「コースを横断して学べたこと」
いろんなコースを横断できてヨコの繋がりが濃いから、だいたいみんなが何処で何をしているかっていうのが、分かりますよね。まぁ、校舎自体の狭さもあると思うけど(笑)
「『高岡』の持つ まちの魅力と刺激」
拠点としての面白みがあるところです。軸足をここにおいて、周りに発信していったりね。案外、その方が、目立ったりもするんじゃないかな?私は、黙々と自分の製作を集中してやりたいと思っていましたし、先生との距離が近いからすぐに相談できる環境だったので良かったですね。
「デザイン工芸コースの性格」
デザイン工芸コースは、専攻する分野ごとに教室があって、そこで先輩も後輩も製作をしているから、団結力がやたら高かったり、みんなで教え合ったりしています。
「受験生・在学生へのメッセージ」
自分がやりたいことを表現できる専門的な設備が整ってましたね。それと、自分たちがしていることとは全く違うジャンルを勉強している人たちがどう動いていて、何を考えているのかを身近で見る事が出来るから、いろいろな世界に触れる事が出来ました。
〈本記事は「TADJ vol.5」(2013年度発行)より抜粋しております。〉