2025.04.15
【卒業生の活躍】田中 聡一さん
個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。
[卒業生]
田中 聡一さん
[勤務先]
株式会社竹中工務店
[部署]
大阪本店作業所
[職種]
建築技術(建築施工管理)
「現在の仕事について」
株式会社竹中工務店に建築技術採用で入社し、現在は大阪本店管轄の作業所で建築施工管理の仕事をしています。建築物の生産段階である建築工事の最前線に立ち、QCDSEと総称される、品質・コスト・工期・安全・環境の要素が高いレベルで満たされるように計画・管理を行っています。現在は大手電機メーカーの研究所・オフィスの作業所に配属され、躯体工事・鉄骨工事・内装工事を担当し、日々同僚や作業員ともに創意工夫を重ねています。
「受験期の思い出」
将来はゼネコンに入社し大規模建築に携わりたいという夢があったため、建築を学べる大学を探していました。その中でも芸術文化学部の地域密着で実践的な学風や、教員の専門性は多岐にわたりつつも学生の数は少人数であることから、幅広い分野をより深く学べると思い受験勉強に励んでいました。小論文での受験を予定していたため、一次試験が終わってからは新聞の社説欄や一面記事を何社か見比べ、時事問題の把握に努めていました。
「芸術文化学部での学習や、課外活動成果が今どう活きているか」
キャンパスや街全体をフィールドとした実践的で自らの手を動かす学習が現在の仕事にも活きています。特に1班5名程で設計-施工-解体までを一貫して取り組んだシェルターの授業や、古民家をリノベーションした授業では、設計段階で施工時の検討ができておらず、手順や納まりに悩むことが多々ありました。現在は施工管理者として作業員に指示を出す立場ですが、つくる場面をイメージすることの重要性を芸文で学べたと感じます。
「受験生・在学生へのメッセージ」
限られた時間を大切に有意義に過ごしてほしいと思います。好きなことや興味のあることに時間をかけてみたり、少し意識して自分の知識や常識の外にも積極的に興味を持ち、自らの価値観の幅を広げてみたりするのも、学生の時期だからこそできる事だと思います。芸術文化学部には様々な関心や興味を持つ学生が集まるため、ぜひニュートラルな姿勢で新たな経験や出会いを楽しみ、今後の人生の糧としてほしいと思います。
「卒業生の関連リンク」
竹中工務店ホームページ
竹中工務店プロジェクトストーリー
竹中工務店社員紹介(掲載されました)
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「大学院」
大学院人文社会芸術総合研究科