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卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2025.04.15

【卒業生の活躍】越村 日奈子さん

個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。

珈琲の味も、パッケージデザインもそれぞれを気に入って頂けるように努めています。

[卒業生]
越村 日奈子さん
[勤務先]
珈琲舎 蘭豆
[職種]
焙煎士

昔からのお客様も大切ですが、新しいお客様に来て頂くのも店を続ける為の課題です。

「現在の仕事について」
在学中から勤めていた喫茶店で、卒業後もお世話になり、コーヒーマイスターの資格の取得や、焙煎業務、期間限定メニューのデザインをしたりと、様々な経験をさせていただきました。その後、家業の喫茶店で、主に接客、焙煎、豆を売る際のパッケージのデザインなどをしています。その他、イベントへの出店、お客様の好みの焙煎度合いのコーヒーをお作りしたり、ノベルティとしてコーヒーを扱っていただいたりもしています。

珈琲豆は手回しで要る分だけを焙煎して、常に新鮮なものを出せるようにしています。

「受験期の思い出」
秋頃まで進路が決まらず大学に行くかすら悩んでいましたが、高校の講師の先生に実技、進路について根気よくご指導頂いたおかげで進学できました。デッサンはパースがかかると形が取りづらい円系や質感の違うものの組み合わせ等、試験で苦戦する題材をとにかく教わり、また実際に試験の雰囲気を体感する為に先に私立の美術系大学の受験もしました。受験を通して、目標に向かって努力し達成するという得難い経験ができたと思います。

「芸術文化学部での学習や、課外活動成果が今どう活きているか」
芸文には授業としても課外活動としても選択肢が沢山あり、そのどれもが社会に出た後ではなかなか無い経験であったり、それを選ぶことは状況的に難しいです。そういう貴重な選択肢を選べることは勿論、作品をよりよくする為や、今後何をしていきたいかなど、身近な選択肢からも能動的に何かを選んでいく必要がある環境は芸文ならではなので、社会に出てからも仕事や日常で何が最善かを常に考える基礎ができたと思います。

左は昔からあるマッチと珈琲チケット、右は新しく作ったカードと珈琲豆の袋です。

「受験生・在学生へのメッセージ」
努力して成功するとは限りませんし、選択が最善かわかるのは必ず後からで、努力と選択の繰り返しをしなければ達成に近づきません。ただ、それが出来なくても一先ず前に進むことはできます。勿論、努力の結果失敗するよりも努力をせず経験を得た方が後悔しますし、選択をしないと回り道も人より多くはなりますが、その中で代え難い経験が得られることもあります。周りに焦らず、自分が頑張れる選択をしてください。

豆の種類によってデザインを変え、一枚一枚消しゴムはんこを手押ししています。

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大学院人文社会芸術総合研究科

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