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2025.02.06

【学生の日々】「GEIBUN 16」卒業・修了研究制作紹介 No.7

卒業・修了研究制作展「GEIBUN16」に向けて、研究・制作を進めている学生にインタビューを行いました。それぞれの学生の取り組みをご覧ください。

《GEIBUN16 卒業・修了研究制作紹介No.7》
デザインコース 土井 太智

Q1、今取り組んでいる卒業制作・研究のテーマは何ですか?
テーマは「プラスチック素材を扱った服の制作」です。プラスチック素材を用いて服を制作しており、現在はプチプチを何層にも重ね、機械で熱圧着した生地を用いてジャケットを制作中です。

Q2、どういったきっかけでこのテーマを選びましたか?
私には好きなアーティストがおり、その方のインスタグラムの投稿内容を見てからファッションに興味を持つようになりました。そこから、服を選ぶ楽しさだけではなく、実際に自分で服を作りたいという気持ちからこのテーマにしました。

Q3、制作意図は何でしょうか?
今作品は服の制作をメインに進めていますが、不要になったものに加工を加え、新たな価値を与えるというアップサイクルにも意識を向けています。どのような生地を取り扱うのかを考えていた時、廃棄されたビニール傘を再利用した製品を提供するブランド、PLASTICITYの事例が目に留まりました。内容はプラ素材を何層にも重ねてプレスを行うという独自の方法で、生地として再生していることでした。この時、ビニール傘以外のプラ素材を同じくプレスしたらどのような生地が生まれるのだろうか、服の生地として扱うことで面白いものが出来上がるのではないのかと考えました。そこで、プラ素材を用いたジャケット制作にはまだ表現の幅を提案する可能性があるのではないかと思い、PLASTICITYの事例を参考に、様々な試行錯誤を重ねています。

Q4、様々なプラ素材があると思うのですが、どういった素材を扱っていますか?
プラ素材が様々ある中で、プチプチ(気泡暖衝材)を扱うことにしました。はじめは水を弾く性質を持つカッパや他のプラ素材から試してみたのですが、新規性に欠けていたことが見られました。一方で、研究を進めていくうちにプチプチは難しい形状でも作りやすいことから、一つ一つのパーツが大きいジャケットの制作にあたって、プチプチは一番相性が良いと考えました。また、プチプチに熱を加えて表面を溶かすことでプラスチック特有の光沢感を消し、チープさを抑えていることも一つの特徴です。

Q5、今制作で大変だったことはありますか?
どの素材が生地として最適なのかを調べることが大変でした。はじめは、一つ一つのプラ素材を熱圧着プレス機で熱圧着させていたため、、細かい調整が難しく、時間の消費も激しかったです。現在は株式会社ミヤモリ様にご協力いただき、以前よりも細かい調整が可能になりました。

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