2017.10.13
【ニュース】堀江 秀夫(芸術文化学部 教授)の竹資源活用の事業が新聞で紹介されました
堀江 秀夫(芸術文化学部 教授)の竹資源活用の事業が新聞で紹介されました
小矢部市の地域課題解決事業について、堀江 秀夫(芸術文化学部 教授)の提案「竹資源の新たな活用方策」が採択され、堀江教授と、建築デザインコース3年生の学生5名、および市職員がモンキーブリッジ(橋)作りを行った取り組みが、10月9日付の北日本新聞に「竹林 楽しい遊び場に-富山大生 アスレチック作り-」の見出しで取り上げられました。
小矢部市では、放置竹林の増加が問題となっており、その有効活用を大学コンソーシアム富山 地域課題解決事業に投げ掛けたところ、長年、丸竹材の力学特性を把握する研究を行っている堀江教授が、研究成果の地域展開として構造物(モンキーブリッジ)への利用を提案し、採択されたものです。里山再生整備事業を行った放置竹林について、残った竹を使ってアスレチック施設(モンキーブリッジ)をつくり、竹林全体を付近の保育園・幼稚園の園外保育フィールド・小学生の遊び場・高齢者の屋外健康増進施設としての利用を目指します。
この事業では、竹材の耐久性は2〜3年程度であるため、2年ごとに部材交換をする必要がありますが、毎年竹林が拡大しないように除伐した竹を交換部材として利用できる利点があり、人力あるいは簡易な工具で施工が可能と云う竹材の特質が活かされます。
モンキーブリッジ(橋)作りは10月8〜9日に行われ、10月28日に開催される地区の3世代里山ウォークでのコースとなっています。イベントでは、学生も一緒に体験し、幅広い世代の住民から聞き取りアンケートを取ります。