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2018.01.23

【学生の日々】GEIBUN9卒業制作紹介!造形建築科学コース 表 佑佳

「石川県加賀市橋立の漁港周辺の活性化」


今回紹介するのは造形建築科学コース 表 佑佳 さん。
テーマは「石川県加賀市橋立の漁港周辺の活性化」です。
(「造形建築科学コース」は、平成27年度より「建築デザインコース」にコース名称が変更になりました)


Q.研究内容について教えてください。
A.はい。漁業の後継者不足という社会的問題を解決する1つの方法として、石川県加賀市橋立漁港周辺をケーススタディに、地域再生にも起用する橋立の地域資源を生かした複合施設の提案を行います。そうすることで、漁業と生活の活動が交差し、漁業の活力を取り戻すことを目指しています。

Q.その研究内容にしたきっかけは何ですか。
A.最終的に自分の設計によって街や人が豊かになるようなものを造りたいなと思っています。そこで何が豊かなことなのかと考えてみたところ、東京で交通の便が良いところよりも、自分が生まれ育った加賀の景色の方が豊かだと思いました。海や山が近くて自然に溢れている。知り合いのおばあちゃんやおじいちゃんが農家で働いていて、その野菜を食べたり、友達が漁師でお魚を捕っているのを見たり。すごく安全なものを食べて育ってきて、それって豊かだなと思って、そういうことを卒制にしようと思いました。


Q.今進めていく上でここに注目して欲しい点、重要視している点はありますか。
A.提案する施設は主に漁港と魚市場みたいなものと子供の保育施設を組み合わせるというものです。この魚市場は活動のピークが夕方にあって、それ以外の時間帯は活動を完全に停止している。でも、保育施設は朝から夕方まで機能しているといったプログラムのピークの差が異なる場所でおきるところがこだわりです。

Q.現時点で研究を進めていく上で大変だと感じていることは?
A.自分の中でこうしたいというイメージ像がめちゃくちゃ沸いていることがあるのに、それを図面におこしたり実際に形にしたりすることがとても難しいです。模型にも図面にも表せず、頭の中のイメージを形にできない。それを上手くおこすことができたら良いものができるのではないのかなと思います。


Q.今後の意気込みについて聞かせてください。
A.今のところ模型がとても大きくなる予定なので(A1 4~6枚を使用)、ちゃんと模型を完成させるということです。

Q.今の1日の予定は?(どのように作業を進めているか
A.朝の7時に学校に来て、パソコンで図面を描き出して、昼頃にご飯を食べて、ちょっと友達と喋って、また作業を始めて、図面を描いて、つまずいたら友達に相談して…というのを遅い時だと夜の10時までやっています。私たちのゼミは3人で設計していて、3人で1時間ずつのプレゼミをやることも多いです。先生はいないけどゼミと同じ形式で、一人ずつ発表して、生徒同士でコメントし合う。それが結構良いです。このプレゼミの方法は後輩にもオススメ! 


ありがとうございました。


[取材・写真・文・編集]
卒展キュレーター委員会 (2017年10月18日)

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