教員紹介

サインデザイン
景観まちづくり

武山 良三
たけやま・りょうぞう 学部長、教授
Takeyama, Ryozo

研究テーマ

「ソーシャルデザインテクノロジー」
社会を支えるしくみをデザインする技術

金屋町楽市ビジュアルデザイン

現在の研究課題・概要

1.公共交通利用促進のための統合的情報デザイン
環境問題等から公共交通の重要性が再認識されているが、それをよりよく活用していくためには旅行の連続性が鍵となる。そのため近年では異なる電鉄会社が相互乗り入れするだけでなく、地下鉄やバスの連携、レイルアンドライド、さらには航空機への乗り継ぎが推し進められるようになっている。しかし、そうした交通の複合化は旅客が読み取らなければならない情報を増加させ、時にはどう利用したらよいのか判断に迷う状況を生み出している。本研究は公共交通の総合的な情報デザインを目指して
 a. ピクトグラムやアイコンなど視覚記号の標準化
 b. 企業間を越えた都市交通図
 c. サインや印刷物、インターネットなどメディアを総合的に活用した情報システムの構築をデザインするものである。

2.地域のスタイルを提案するまちづくり
国際化が進展する今日は一方で地域の個性が求められている時代でもある。本研究はその地域の伝統や産業が今日の生活の中で機能できるようなスタイルを提案することで、まちの活性化を図ろうというものである。具体的には高岡中心市街地活性化および万葉線利用促進のためのデザイン提案を行う。

3.伝統産業とハイテク産業を融合した商品開発
高岡伝統の鋳物、あるいは漆、木材工芸を現代の情報機器に応用した商品の企画・デザインを行う。

4.都市景観、特に屋外広告物および道路標識の改善提案
都市景観において屋外広告物は問題視され続けている要素である。本研究は
 a.屋外広告物の効果の検証と環境への影響分析
 b.クラフト看板のデザイン
 c.サインデザインに関わる技術や情報のデータベース化
を行う。

5.子供から高齢者まで、市民のためのデザイン教育
カメラやパソコンは多く人に視覚表現をする機会を与えた。しかし、デザインが「図案」と訳されたように「案」の部分、つまり発想したり、情報を整理し、組み立てるといった部分は取り残されたままになっている。また、まちづくりや地域活性化のデザインを推進するためには市民ひとりひとりのデザイン感覚の養成が求められる。ここでは
 a. 子供達がビジュアルコミュニケーションを学習するための教材開発
 b. 社会人がデザインを学習するためのネットワークシステムの構築
を行う。

論文

万葉線再生計画案(高岡短期大学紀要 Vol.16, p21-61、2001年)、屋外広告物における景観行政(芸術工学会2001秋季大会号 No.26, p86-91、2001年11月)、農村環境における色彩コントロールのあり方についての研究-3 環境色彩調査の集計・分析用コンピュータソフト開発(日本色彩学会誌 Vol.27、2003年9月)、屋外広告物の調査手法(芸術工学会誌2003年度秋季大会号 p52-53、2003年)、合意形成と万葉線存続のとりくみ(路面電車の未来に向けて・第2集 第6回~第9回/路面電車フォーラム・論集、全国・路面電車ネットワーク編集
委員会編、2003年)、Standardization of Information Design in Public Transportation Facilities (26th Asian Design Conference in Tsukuba, Japan. Speech Notes and Exhibition Appendix of the Asian Design Interna-tional Conferencd, p.42=口頭発表概要 本稿CD-ROM “Journal_6th ADC”にpdf file 7p)、景観三法によって商業サインは変わるか(社団法人日本サインデザイン協会、商業サインレポート2004/P.37~42、2004年)、状況に基づいた車両運用情報の視覚化(共著:平川正人、マツダ財団/研究報告書 Vol.16 2004 P.215~223、2004年)

作品

Desk Top Sign 2005年(株式会社ウイン・ディ、株式会社高田製作所との共同製作)

著書

サインデザインハンドブック1知的財産権(単著、日本サインデザイン協会、2005年)、サインデザインハンドブック2サイン用語(単著、日本サインデザイン協会、2005年)、 屋外広告の知識2(共著・第7章屋外広告物の製作を担当、ぎょうせい、2006年)

特許等

色彩の調査及び分析方法 出願番号:特願2001-228969号、共同発明者:武市道雄、田口敦子、佐藤優、宮沢功、小泉雅子、2001年

学術賞等

第28回SDA賞・優秀賞(空港特急ラピート、1994年)

地域社会における活動状況

とやま情報化アプリケーション推進事業審査委員会委員(富山県経営企画部情報政策課、1998年~2002年)、高岡市市街地公共交通活性化計画策定委員会委員(1999年、2000年)、高岡市生涯学習施設整備検討委員会委員(高岡市教育委員会、2000年6月~2000年8月)、高岡道の駅(仮称)検討委員会委員(国土交通省北陸地方整備局、2000年10月~2001年3月)、高岡商工会議所TMO構想推進委員会委員(2000年11月~2002年3月)、高岡地区道路空間検討委員会委員長(国土交通省北陸地方整備局、2001年3月~2002年3月)、高岡市まちづくり委員会委員(高岡市商工会議所、2001年7月~)、高岡市パブリックアート市民会議情報広報部会長(2001年10月~)、万葉線車両デザイン検討市民委員会委員(2002年1月~)、高岡市屋外広告物適正化検討委員会委員(高岡市、2002年10月~)、(仮称)富山市景観まちづくり条例案検討委員会委員(富山市、2003年7月~)、高岡市コミュニティバスルート選定委員会委員長(高岡市、2003年7月~)、富山県景観審議会・景観賞選定部会委員(富山県、2003年11月~)、学術顧問(社団法人全日本屋外広告業団体連合会、2004年4月~2006年3月)、富山港線デザイン検討委員会委員(富山ライトレール株式会社、2004年4月~2006年3月)、富山市景観まちづくり審査会委員(富山市、2004年4月~2005年3月、2005年10月~2007年10月)、富山市中心商業地ゾーン活性化計画アドバイザリー会議委員(富山市、2006年1月~2006年3月)富山県良好な都市景観形成懇談会委員(富山県、2006年1月~2008年3月)、「とやまの玄関口」におけるウエルカム・サインのあり方検討委員会(富山県、2006年2月~2006年8月)、その他講演等多数

共同研究(相談を含む)、可能な分野

  • 企業や都市の顔づくり
  • コミュニケーション機器におけるインタフェースデザイン
  • 医療施設における環境デザイン

講演等実施可能テーマ

「都市景観と屋外広告物」、「住民参加のまちづくり」、「公共交通の再生」、「ユニバーサルデザイン」等

武山 良三 たけやま・りょうぞう
Takeyama, Ryozo

芸術文化学部 教授
学部長
大学院芸術文化学研究科 教授

学歴

京都市立芸術大学美術学部(1980年)卒業

略歴

株式会社ストロイエ代表取締役を経て、1997年より高岡短期大学へ、2005年10月より富山大学芸術文化学部教授、2011~12年度富山大学学長特別補佐、2013年度~芸術文化学部長

学会等

日本サインデザイン協会、日本サイン学会、日本デザイン学会、芸術工学会、日本色彩学会、富山県デザイン協会、Sign Design Society(英国サインデザイン協会)

学部担当科目

芸術文化リテラシー、色彩基礎演習、まちづくり、サインデザイン演習、インフォメーションデザイン演習、卒業研究・制作、特別講義(地域プロジェクト実習)、特別講義(芸術文化探求)

大学院担当科目

デザイン学特論、デザイン特別演習A、デザイン特別演習C、課題研究Ⅰ・Ⅱ