教員紹介

美学〈漆工芸〉

林 曉
はやし・さとる 教授
Hayashi, Satoru

研究テーマ

「伝統的漆工技法を用いた作品制作及び3DCADを用いたデジタルモデリングの研究」

桧造朱塗提盤

現在の研究課題・概要

「乾漆技法による箱・食籠・盛器・提盤・茶入・香合等の作品制作」
乾漆技法に於ける造形性に主眼をおき漆芸の伝統技法を踏まえた上で、現代においても美的な普遍性をもった漆芸品の研究制作発表を行うこと。

「新素材・複合素材を用いての造形研究」
本来漆芸は様々な素材が複合して技法が構成され成立しているもので、現在においても新しい素材・技術が開発されている状態を考えるとそれら新素材に目を向けて、造形の可能性を探って行くことも天然素材を多く用いる漆芸を考える上で対照的な意味で重要なことと考える。

「コンピュータを用いた漆芸に於ける造形及び加飾の研究」
近年高性能化の著しいパーソナルコンピュータに着目し、2D・3Dソワトを用いてグラフィック処理・モデリング・レンダリング機能を活用して器物の発想やデザインに応用している。最近は、3次元CADで作成したデータを基に、NC彫刻機を用いて木材を切削し、漆工芸品の素地を制作する手法で作品を数点発表しているが、従来木材では作りにくい形を造形することが出来るので、現代における工芸制作手法の一つとして有効であるものと考えている。

学術賞等

東京藝大卒展サロン・ド・プランタン賞(1978年)、第19回伝統工芸新作展奨励賞(1979年)、第7回日本伝統漆芸展文化庁長官賞(1990年)、第11回日本伝統漆芸展東京都教育委員会賞(1994年)、第43回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞(1996年)、第17回日本伝統漆芸展日本工芸会賞(2000年)、日本工芸会会長賞(2000年)

地域社会における活動状況

高岡デザイン・工芸センター(仮称)ワークショップ委員(1997年2月~1999年3月)、第36回日本伝統工芸富山展鑑査委員(1997年5月)、日本工芸会富山支部第三部会(漆芸部会)部会長 (1999年5月~)、第38回日本伝統工芸富山展鑑査委員(1999年5月)、富山市東岩瀬曵山の漆塗の修理(2000年)、第25回富山県青少年美術展工芸部門審査員(2000年7月)、第40回日本伝統工芸富山展鑑査委員(2001年4月)、石川県立輪島漆芸研修所非常勤講師(2002年5月~)

将来の研究構想

現在の研究課題・概要に同じ

林 曉 はやし・さとる
Hayashi, Satoru

芸術文化学部 教授
大学院芸術文化学研究科 教授

学歴

東京藝術大学美術学部(1978年)卒業、同大学大学院美術研究科修士課程(1980年)修了、芸術学修士

略歴

漆工芸制作に従事、東京藝術大学非常勤講師を経て1995年4月高岡短期大学助教授、2003年2月教授、2005年10月より現職

学会等

日本デザイン学会、日本インテリア学会

学部担当科目

芸文総合演習B、工芸基礎演習(漆工)、CADデザイン演習、デジタルモデリング、卒業研究・制作

大学院担当科目

工芸技術特論、漆工芸特別演習A、漆工芸特別演習B、課題研究Ⅰ