Next Vision Japan 伝統と革新、地域をキャンパスに。

富山をキャンパスに地域と連携した『実践教育』

芸術文化学部がある富山県には3千メートル級の山々が連なる雄大な立山連峰や、ユネスコの世界文化遺産に認定された五箇山合掌造り集落、無形文化遺産に認定された3件の「山・鉾・屋台行事」があります。また高岡市には、江戸時代以来の鋳物や漆器等の伝統産業や、国宝瑞龍寺、重要伝統的建造物群保存地区に選定された2箇所の古い町並みなどの文化資源があります。これらの恵まれた環境を活かし、地域をキャンパスとした「実践教育」を行っています。芸術文化学部の前身である高岡短期大学時代に全国の大学に先駆けて取り組みを開始し、20年余り継続する中で、行政や企業、自治体などと組織的な連携体制を確立しています。実践教育は、教科書から学ぶことが難しい経験的知識や技術を身につける上で効果的であると共に、目標を達成する責任感や、自ら考えて行動していく主体性を養うことができます。



  

「地域連携授業」と「プロジェクト授業」

地域の現実的な課題をテーマとし、近隣の作家、職人、デザイナー等から指導を受ける授業や、関係者と協力して進める授業を「地域連携授業」としています。また、特定の課題を挙げて、問題発見及び解決までの過程、手法を実践的に学ぶ授業を「プロジェクト授業」として、共に実践的な学修機会として取り組んでいます。


写真右:高岡鋳物発祥の町で2008年より取り組んでいるプロジェクト授業。学生は美術館に見立てた古い街区において、工芸作品の展示やそのための什器開発、ファッションショーや茶会の企画など実践する中で、専門的な知識や技術を学修する。

学生の作品発表拠点「芸文ギャラリー」

芸文ギャラリー

高岡市中心市街地に設置している「芸文ギャラリー」は、授業成果や学生の自主制作の発表の場です。例えば、博物館実習の授業では、ギャラリーの企画展を実施する中で、関連の知識や技術を学びます。また、学生サークルによる「雑貨屋TommyDining」では、ものづくりからパッケージデザイン、値付けや商品管理、接客まですべてを学生が協力しながら進めています。

展覧会情報

今までの展覧会


写真左上:企業と連携し木質バイオマス燃料を用いた魅力的な炎を演出する「炎育(えんいく)」授業成果展示。写真左下:クラフトデザインの授業成果発表「Gift(ギフト)」展。学生それぞれの視点で「贈り物」のかたちを提案。写真中:「雑貨屋TommyDining」は2007年の開廊時より17回継続する人気企画展。

公立美術館の企画展として開催している卒業・修了制作展

卒業・修了制作展

芸術文化学部及び大学院芸術文化学研究科の卒業・修了制作展は、地域の関係者と実行委員会を組織して、高岡市美術館の企画展として開催しています。卒業生・修了生は、企画展としての責務を果たすべく、作品の展示方法にも力を注いでいます。在学生も広報やイベント活動を分担して創り上げています。

「Geibun Prize 2018」はこちら


写真右:高岡市美術館で開催された卒業・修了制作展「GEIBUN7」。創設時より継続して実施している。